きたの均整院・院長の北野です。
普段このブログでは腰痛や肩こりのセルフケア、身体のメンテナンスについて書いていますが、今日は少し違うテーマです。僕が現場の痛みから開発に関わっている「DEEQ(ディーク)」——整体院・サロン向けの顧客管理とAI姿勢分析、予約をひとつにまとめたシステムについて、整体師として、経営者として、率直に書きます。
2007年の開業から10万人以上の施術を重ねる中で、ずっと感じていたことがあります。「施術の技術」と「店を回す仕組み」は、別の難しさを持っている。痛くない整体、身体のバランスを整える均整法——ここは日々磨き続けています。でも同時に、予約・カルテ・姿勢データ・スタッフへの申し送り・次回来店の提案がバラバラだと、せっかく良い施術をしても「また来たい」が仕組みとして残りにくい。これは僕自身の店でも、他院の先生方との話でも、繰り返し出てくる課題です。
その課題を正面から解決するために作っているのが DEEQ です。売り込みの記事ではなく、現場で何が変わるのか、売上・リピートにどう効くのかを、整体師の視点で整理します。

整体院の現場で起きている「見えない損失」
予約は取れている。施術も忙しい。でも売上が伸び悩む——そんな整体院・リラクゼーションサロンを、僕は何度も見てきました。原因は一つではありませんが、情報がつながっていないことによる「見えない損失」が大きいと感じています。
- 前回の施術内容が共有されず、お客様に同じことを聞き直す
- 施術前後の身体の変化を、言葉だけでは伝えきれない
- 次回来店の目安が曖昧で、会計後にそのまま帰られる
- 3ヶ月以上来ていないお客様を、誰もフォローできていない
- オーナーが施術に入ると、管理業務が止まる
これらは、一見「小さなズレ」に見えます。でも積み重なると、リピート率・客単価・スタッフの生産性すべてに効きます。僕の院では2007年から紙カルテと手技で回してきました。紙には紙の良さがあります。でも、スタッフが増え、来店数が増え、姿勢分析のデータも蓄積されるにつれ、「検索できない・共有できない・比較できない」という限界がはっきりしてきました。
DEEQとは——整体院の業務を「一本の流れ」にするOS
DEEQ(ディーク)は、QITANO株式会社が開発する、整体院・サロン向けの顧客管理OSです。CRM(顧客管理)、AI姿勢・身体分析、Web予約の3機能をひとつのSuiteとして提供します。2027年9月の本格スタートを予定していますが、機能一覧・料金・導入事例はすでに公開されています。
僕がここに関わる理由はシンプルです。きたの均整院の現場で実際に回しながら、設計・改善しているからです。机上の理論ではなく、受付・施術・会計・営業後の振り返りまで、リアルな1日の流れの中で「ここがつながっていない」と感じた箇所を、システムで埋めていく。それがDEEQの出発点です。

機能① CRM——「その人の身体の履歴」を店舗全体で共有する
整体師にとってCRMは、単なる名簿ではありません。その人の身体がどう変化してきたかの記録です。歪みのパターン、既往歴、施術で入れたポイント、注意事項、生活習慣のヒント——これが次の施術の精度を決めます。
DEEQのCRMでは、以下を一元管理できます。
- 顧客プロフィールと来店タイムライン
- 施術記録・申し送りメモ
- 身体データ・注意事項
- 予約履歴と次回来店予定
僕の院では、お客様一人ひとりの症状は全く違います。腰痛でも原因は千人千色。歪み方、重心の偏り、筋肉の緊張パターン——流れ作業のように全員同じ施術はできない。だからこそ、記録の質が施術の質に直結します。担当が変わっても同じ情報を見られる状態は、お客様への信頼と、スタッフの負担軽減の両方に効きます。

売上への効き方: 聞き直しが減る → 施術時間の有効活用 → 1日あたりの対応品質が上がる。休眠客のリストが見える → フォローの抜け漏れが減る → 再来店数が増える。これは広告費をかけずに売上を伸ばす、最も地味で最も強いレバーです。
機能② AI姿勢・身体分析——施術の「見える化」で納得感とリピートを作る
整体師として僕が最も力を入れているのが、このAI姿勢分析です。スマートフォンで正面・側面・背面を撮影し、AIが姿勢ライン・身体の傾きを分析。施術前後の比較、過去データとの比較ができます。
なぜこれが重要か。整体・骨盤矯正・スポーツ整体の現場では、お客様は「変化を実感している」けれど「言葉にできない」ことが多い。逆に、施術者も「確実に変わっている」のに、うまく伝えられない。ここにAI分析の画面があると、会話が変わります。
- 「ここが施術前、ここが施術後です」——視覚で共有できる
- 3回目、5回目の累積変化を振り返れる
- 産後骨盤矯正・猫背改善など、目に見えるゴールを一緒に確認できる
- お客様自身が「変わっている」ことを実感し、継続の動機になる

僕の院では骨盤矯正(産後)、スポーツ整体、内臓調整など幅広いコースがありますが、共通しているのは「身体のバランスが整った状態を、お客様自身が理解できること」です。AI分析は、僕の手技の説明力を補強するツール。売り込みではなく、施術の価値を正しく伝えるための装置だと考えています。
売上への効き方: 納得感が上がる → コース継続率が上がる → 客単価が安定する。変化が見える → 紹介・口コミが増える → 新規集客コストが下がる。整体院の売上は「リピートと紹介」に依存する構造なので、ここが一番効きます。
機能③ Web予約——予約を「入口」ではなく「顧客の流れの起点」にする
予約システムは今、多くの院で入っています。LINE予約、ホットペッパー、各種SaaS——予約の受付自体は楽になりました。でも僕が見ている課題は、予約データがカルテや身体データとつながっていないことです。
DEEQのWeb予約は、予約管理と顧客情報・来店履歴が連携します。
- 24時間受付のWeb予約
- スタッフ別スケジュール・メニュー選択
- 予約と顧客プロフィールの自動紐づけ
- 来店前にスタッフが事前確認できる
当院でもLINEからの予約を案内していますが、予約が取れたあとに「この方、前回どんな施術をしたか」を別の場所で探す——この一手間が、繁忙期には大きな負担になります。予約と記録が一体なら、来店前の準備の質が上がり、当日の施術の質も上がる。これは売上数字に直結します。

1日の流れ——DEEQがあると現場はこう変わる
抽象的な機能説明より、1日の流れで見ると実用性がわかりやすいと思います。
【来店前】 お客様がWeb予約。予約情報が顧客データに自動でつながる。スタッフは来店前にタイムラインと前回メモを確認できる。
【来店時】 受付で顧客情報を開き、過去の施術記録・注意事項を確認。AI分析で現在の姿勢状態を撮影・記録。施術の方針がブレない。
【施術中】 手技は今まで通り。僕にとって手技の質は落とせない。システムは手技を代替するものではなく、手技の前後を支えるものです。
【施術後】 施術前後のAI分析画像を一緒に確認。「ここが変わりました」と具体的に伝える。お客様の納得感が格段に違います。
【会計時】 次回来店の目安を提案。次回予約へつなげる。曖昧に「また来てください」で終わらない。
【営業後】 今日の予約状況、施術記録の入力状況、休眠客リストを確認。オーナーが施術に入っていても、店の状態を把握できる。
この流れのどこかで情報が途切れると、毎日少しずつ機会損失が出ます。DEEQはその途切れ目を埋めるために設計しています。

売上アップのために、整体師が押さえるべき3つの数字
整体院の売上は、だいたい次の式で動きます。
売上 = 新規客数 × 初回単価 + リピート客数 × リピート単価
集客ばかり追うと、広告費が膨らみ利益が残りません。僕が17年以上の臨床と経営で学んだのは、リピートと紹介を仕組みにした店が、長く強いということです。DEEQが効くのはまさにここです。
| 指標 | DEEQで改善しやすいポイント |
|---|---|
| リピート率 | 施術記録・変化の見える化・次回提案の仕組み |
| 客単価 | コース継続の納得感、適切なメニュー提案 |
| 紹介率 | 施術価値の言語化・視覚化による信頼構築 |
| スタッフ生産性 | 申し送り・記録の共有、オーナーの施術時間確保 |
| 休眠客の再来 | 来店間隔の可視化、フォローリストの抽出 |
新規集客は大事です。でも、当院のように10万人以上の施術実績がある院では、既存客の再来と紹介が売上の大半を占めます。DEEQは新規を追いかけるツールではなく、来てくれた方を次に繋げるツールです。
小規模整体院でも「仕組み」は必要
「うちは小さいから、そこまでのシステムは不要」——よく聞く言葉です。僕も最初はそう思っていました。でも小規模だからこそ、オーナーが施術と管理の両方を背負う構造になりやすい。スタッフが少ないほど、一人が休むと情報が途切れる。紙カルテは二人三脚では回りますが、三人、四人になると限界が来ます。
DEEQは大規模チェーン向けの巨大システムではありません。受付・施術スタッフが無理なく毎日使えることを最優先に設計しています。派手な機能より、毎日の入力が続くこと。それが一番大事だと、現場を回しながら痛感しています。
整体師ならではの活用シーン——コース別にどう効くか
当院のコースごとに、DEEQがどう機能するかを具体的に書きます。整体院の先生方なら「うちでも使える場面がある」と想像しやすいはずです。
整体(肩こり・腰痛全般)——前回来店時の歪みパターンと今日の状態をAI分析で並べて見せる。「前回より骨盤の高さが揃ってきました」と具体的に伝えると、お客様の継続意欲が変わります。紙カルテに「腰が楽になった」と書いても、視覚で見せる説得力は違います。
骨盤矯正(産後)——産後の骨盤は回数を重ねるほど変化が出ます。3回目、5回目、10回目の累積データを振り返れると、「元の体型に戻すチャンス」を一緒に確認できます。当院では女性のお客様が60%を占め、産後骨盤の相談が非常に多い。ここで説明力が上がると、コース継続率に直結します。
スポーツ整体——試合前のコンディション調整、ケガ後の回復記録を時系列で残せる。当院には世界で活躍するアスリートの方も来られますが、トップ選手だけでなく学生スポーツのケアでも同じです。回復のプロセスを記録・共有できることは、競技者にとって大きな価値です。
内臓調整(自律神経)——胃の疲れ、動悸、不眠など、数値化しにくい症状ほど「どう変わったか」の言語化が難しい。施術記録と生活習慣メモを積み重ね、お客様自身の体感変化を一緒に振り返る土台になります。
いずれも共通しているのは、施術の価値を「感じてもらう」から「理解してもらう」へ進めること。整体師の説明力を底上げし、お客様の納得と継続を支えます。リラクゼーションやエステの現場でも、施術前後の変化を見せることで「また来たい」の理由が明確になります。
導入の進め方——僕が勧める「最初の30日」
ツール導入で失敗する院の多くは、初日から全部やろうとすることです。僕が他院の先生方に勧めるのは、課題に合わせた開始点です。
- 予約ミス・連絡混線が一番つらい → まず予約の「正」を一つにする
- 申し送り・リピートが弱い → CRMから始める
- 施術の説明・納得感を上げたい → AI姿勢分析を早めに試す
最初の30日は、やることを一つに絞る。1週目は予約の一本化、2週目は必須メモ項目の決定、3週目で旧運用の終了、4週目に振り返り——このリズムが小規模院向きです。完璧なデータ入力より、毎日続く運用が100倍重要です。
詳しくは きたの均整院の導入事例 も参考にしてください。僕の院のリアルな運用をベースにしています。

料金・相談について
料金プランは DEEQ公式の料金ページ で公開しています。2027年9月の本格スタート予定ですが、導入相談・デモ・料金案内は無料です。いきなり契約する必要はありません。
相談時に伝えるとスムーズな情報:
- 席数・スタッフ数
- 今使っている予約・カルテの手段(紙、LINE、他社ツールなど)
- 一番困っていること(予約ミス、リピート、説明力、申し送りなど)
- 時間・予算の制約
整体院・リラクゼーション・エステサロンの先生方で、同じ悩みを持っている方は、DEEQのお問い合わせページ から気軽にどうぞ。同じ業界の仲間として、現場で使えるかどうかを一緒に整理できます。
よくある質問
- Q. 手技の質はシステムで変わらないのでは?
A. その通りです。DEEQは手技を代替しません。施術の前後——記録・説明・次回提案——を支えます。手技の質 × 仕組みの質が、店の総合力です。 - Q. 紙カルテは完全にやめる必要がある?
A. 段階的な移行を想定しています。最初は予約と最小限のメモから始め、慣れてから拡張する院が多いです。 - Q. AI姿勢分析の精度は?
A. 施術の補助・説明のためのツールです。診断を代替するものではありません。整体師の目と手技と組み合わせて使う設計です。 - Q. 他院でも使える?きたの均整院の丸写しでは?
A. きたの均整院は開発のベースですが、他院の課題に合わせてカスタマイズできます。同じ業種でも店ごとに最適な始め方は違います。 - Q. 小規模1人院でも意味がある?
A. 1人院ほど、オーナーの記憶と時間に依存します。将来スタッフを増やすとき、最初から仕組みがあると楽です。
まとめ——施術の「最高」を、店の「仕組み」で支える
- DEEQは、CRM・AI姿勢分析・Web予約をひとつにまとめた整体院・サロン向けの顧客管理OS
- きたの均整院の現場運用から設計。机上の理論ではない
- 施術の変化を見える化し、リピート・紹介・客単価を支える
- 予約と記録の分断を解消し、スタッフの申し送りとオーナーの時間を守る
- 2027年9月スタート予定。導入相談・デモは無料
整体師として僕は、これからも手技を磨き続けます。「丁寧で、痛くない整体」「結果もプロセスも両方こだわる」——これは変わりません。でも同時に、来てくれたお客様を次に繋げる仕組みも、プロとして整えたい。施術の「最高」を、店の「仕組み」で支える。それがDEEQです。
興味がある先生方は、ぜひ DEEQ公式サイト を見て、機能・事例・料金を確認してください。
きたの均整院・院長 北野優旗(身体均整師)








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